行政書士ブログ ふくい相続塾

福井で奮闘中の行政書士・社会福祉士です。相続、成年後見などでお悩みの方はお気軽にご相談ください。

年別: 2023年

相続登記の申請義務を果たすための簡易な制度が誕生

令和6年4月1日から相続登記が義務化される  近年、所有者不明土地の増加が、社会問題となっています。所有者不明土地とは、所有者がわからなくなってしまった土地や所有者と連絡が取れなくなってしまった土地のことを指します。 全 […]

連年贈与と定期贈与

1 年間110万円の控除がある暦年課税  贈与税は個人から財産の贈与を受けた場合にかかりますが、その課税方法には、「暦年課税」と「相続時精算課税」の二つがあります。「暦年課税」は1月1日から12月31日までの1年間に贈与 […]

空き家を抑制するための税の特例

 少子高齢化による人口減少や核家族化の進展等に伴い、居住その他の使用がなされていない空き家の数が年々増えています。 住宅・土地統計調査(総務省)によれば、空き家の総数は、この20年で1.8倍(448万戸→820万戸)に増 […]

贈与とみなされる場合

 贈与とは、相手に「無償」で財産をあげることを指します。「通常の贈与」の場合、贈与する側が、贈与の意思を表示し、相手方が受諾することで効力が生じます(民549)。一方、贈与の意思がなくても、「実質的に相手に経済的利益を与 […]

死因贈与と遺贈

 自分の財産を自分が死んだときに予め自分が決めた人に引き継ぐ方法として、遺言による「遺贈」のほかに、「死因贈与」という方法があります。遺言と死因贈与とは、どのような違いがあるのでしょうか。今回は、死因贈与とよく比較される […]

相続登記で登録免許税が免除になる

 近年、所有者不明土地の増加が、社会問題となっています。所有者不明土地とは、所有者がわからなくなってしまった土地や所有者と連絡が取れなくなってしまった土地のことを指します。 全国の所有者不明土地が占める割合は22%で九州 […]

相続資格が重複する場合の相続分

 養子縁組により、相続資格が重複する場合があります。この場合の相続権の問題は、民法上特別の規定はなく、議論がありますが実務上は下記のような取り扱いになってます。 (1)一方のみの相続分を取得する場合 ①下図のように、兄が […]

養子の相続権

養子の相続権  生物学的な血縁関係になくても、法律上血縁関係があるとみなされる血族を「法定血族」といいます。 養親と養子には血縁関係はありませんが、養子縁組の届出をしたときから養親の嫡出子としての身分を取得します。したが […]

任意後見契約書の作成方法

 「任意後見契約は、法務省令で定める様式の公正証書によってしなければならない。」(任意後見契約に関する法律第3条)とされており、任意後見契約書は必ず公正証書で作成する必要があります。任意後見契約を公正証書で作成する理由は […]

遺言と異なる遺産分割をすることはできるか

 遺言書が遺されていた場合、通常は遺言書の内容に従い相続手続きを行いますが、相続人全員が遺言書の内容と異なる遺産分割を希望する場合もあります。 この点について判例は、被相続人が遺言で遺言と異なる遺産分割を禁じている場合を […]