行政書士ブログ ふくい相続塾

福井で奮闘中の行政書士・社会福祉士です。相続、成年後見などでお悩みの方はお気軽にご相談ください。

月別: 2023年4月

相続の承認と放棄

 相続の開始により相続人は被相続人に属する一切の権利義務を承継することになりますが、資産よりも債務が多いような場合には相続人にとって酷となるときもあるるため、民法は相続人に対して相続財産を承継するかどうかについて選択する […]

相続を争続にしないための遺言

(1)相続トラブルを避けるために  遺言は人の最終の意思表示として、その死後に法的な効力を生じさせる制度です。そのため、民法には遺言でき る事項や遺言の種類、形式について定められています。主に活用されるのは、自筆証書遺言 […]

相続財産の範囲

 相続人は相続開始のときから、被相続人に属した一切の権利義務、つまり被相続人の財産上の地位を継承します。預貯金や不動産や株式、有価証券などのプラスの財産だけでなく、借金などのマイナスの財産についても承継します。 1 プラ […]

相続財産の評価

 相続、遺贈、贈与により取得した財産については、その財産の取得時における時価により評価することになっていますが、税の申告を行う際の財産の評価は、相続税法や国税庁の通達に従った評価額、すなわち相続税評価額をもとに行います。 […]

相続手続きの流れ   

自分で相続手続きする場合の流れについて、みていきましょう。 ①被相続人の死亡 相続は、死亡によって開始します。相続人は被相続人の財産上の権利義務を当然に承継します。被相続人の財産は、ひとまず相続人全員の共有財産となります […]

任意後見制度とは

 成年後見制度とは、認知症や知的障害、精神障害などで判断能力が不十分な方の 財産管理、身上監護を後見人が代理人としてサポートする制度です。 成年後見制度には、大きく分けて法定後見と任意後見の2つの制度があります。 法定後 […]

成年後見制度の概要と利用手続き

 高齢化が進む一方で、家族が縮小していく中、高齢者や障害者の権利擁護、生活支援を行っていく上で重要な制度であることは間違いないでしょう。                                           […]

相続登記は自分でできる

1 相続登記とは  相続登記とは、相続した不動産を、亡くなった被相続人の名義から相続人の名義へと変更することを指します。 相続登記は義務ではなく任意ですが、民法が改正され、令和6年4月1日から、相続登記の申請が義務化され […]

相続人の範囲と相続分

 民法では、相続が発生した場合に、どのような人がどのような順番で相続人になるのかという相続人の範囲(法定相続人)と、その相続割合(法定相続分)について規定しています。 ただし、亡くなった人(被相続人)が遺言書を作成してい […]

相続を争族としないために

相続時のトラブルは増加傾向  人が死亡すると相続の問題が発生します。相続の問題は、資産の多寡にかかわらず発生する問題です。経済的に厳しい世の中を反映してか、近年相続トラブルは多くなっています。 令和元年家庭裁判所への遺産 […]