行政書士ブログ ふくい相続塾

福井で奮闘中の行政書士・社会福祉士です。相続、成年後見などでお悩みの方はお気軽にご相談ください。

葬儀費用を負担するのは誰

葬儀費用の負担者に決まりはない  相続においては、被相続人のプラスの財産だけでなくマイナスの財産(債務)も相続人に引き継がれますが、葬儀費用は、被相続人が亡くなった後に発生する費用なので、被相続人の相続財産には含まれない […]

法定相続と遺贈の違い

 人が亡くなると、相続が発生します。亡くなった人の財産を誰が引き継ぐか、どういう割合で引き継ぐかは民法で定められています。これを「法定相続」といいます。一方、「遺贈」は、遺言によって自分の意思を表示し、財産を無償で他人に […]

「相続させる」と「遺贈する」の違い

 遺言で誰かに財産を遺してあげるとき遺言の文言として、「相続させる」と「遺贈する」という表現がありますどちらも、被相続人の意思としては特定の遺産を特定の人に取得させるものですが、今回は、「相続させる」旨の遺言と遺贈の違い […]

相続に関する民法改正の変遷

 日本の相続制度は、戦後に家制度を廃止し、個人の尊厳と両性の本質的平等を実現するため、様々な改正がなされてきました。 (1)戦前   戦前の旧民法では相続制度は、戸主を承継する「家督相続」と、その他の家族の固有財産を承継 […]

贈与税が非課税になるケース7選

 贈与税は、個人から贈与により財産を取得した場合に、取得した方に課される税です。贈与税は原則として「暦年課税」という方式で算出します。1年間(1月1日から12月31日まで)に贈与を受けた額に対して課税されます。非課税枠と […]

登記識別情報とは

 相続登記の申請を行い、登記が完了すると、法務局から登記完了通知書と「登記識別情報通知書」なるものが交付されます。この登記識別情報について説明します。  登記識別情報とは、アラビア数字その他の符号の組合せからなる12桁の […]

未登記建物の登記は必要か

 所有者不明土地の発生を予防する観点から、不動産登記法を改正され、これまで任意とされていた相続登記の申請が、令和6年4月1日から義務化されます。ところで、未登記の建物は登記しないといけないのでしょうか。 未登記建物とは […]

相続税の節税対策

 相続税は簡単に言うと、相続財産の価額から控除額を引いたものに税率をかけて計算されます。したがって、相続税の節税対策には、相続財産自体を減らす方法と相続財産の評価額を下げる方法の2つがあります。 相ただし、続開始時に、相 […]

遺産が自宅の自宅の土地建物しかない場合の遺産分割

 父が亡くなり、相続人は妻と長男、長女。父の相続財産は、自宅の土地建物しかなく、そこに妻と長男の家族が住んでいる。長女は嫁ぎ先の夫名義の家に住んでいるという場合の遺産分割の方法はどうすればいいでしょうか。 この場合、父が […]

借地権は相続や遺産分割の対象になるか

借地権の相続  借地権とは、「建物の所有を目的とする地上権又は土地の賃借権」(借地借家法2条1号)のことですが、借地権は借主の死亡によっても消滅するのではなく、一種の財産権として相続の対象となり、相続人は借地人としての地 […]