行政書士ブログ ふくい相続塾

福井で奮闘中の行政書士・社会福祉士です。相続、成年後見などでお悩みの方はお気軽にご相談ください。

著者:tomoji7711

相続放棄が過去最多26万件

 全国の家庭裁判所が受理した相続放棄の件数が2022年は過去最多の26万497件となったことが司法統計で明らかになりました。10年前の2012年は16万9,300件であったため、約5割増加したことになります。  相続放棄 […]

借地権や借家権の相続

借地権や借家権も相続する  借地借家法上、借地権とは建物を建てる目的の賃借権か地上権のことをいいます。また、借家権とは建物の賃借権のことです。 これらの権利は原則として、相続財産に含まれます。借地人や借家人が死亡した場合 […]

墓地は誰が継承するのか

(1)お墓は相続財産に含まれない  お墓は誰が継承するのでしょうか。 相続人は、相続開始の時から、被相続人の財産に属した一切の権利義務を継承(民法896条)しますが、祭祀財産は、相続財産には含まれません。 祭祀財産とは、 […]

被相続人に多額の借金がある場合

(1)借金は法定相続分により継承する 原則として、相続人はプラスの財産のみならず、借金やローンなどマイナスの財産も相続することとなります。 借金やローンを引き継いだ場合には、故人に代わってその後は相続人が返済していかなけ […]

株式の相続手続き

 被相続人が株式をお持ちだった場合、その株券は相続財産として、相続人に継承されます。現在、上場株式の株券は電子化されており、紙の株券は存在しないのが通常です。電子化された株式は、通常、証券会社の口座で管理されており、証券 […]

死後事務委任契約と遺言の違い

 高齢化や家族の縮小、単身化が進み、家族に頼ることが難しい高齢者が増え、自分が亡くなった後の葬儀や納骨での手続きや役所の手続を第三者に委任する「死後事務委任契約」が、近年注目を集めています。 ところで、遺言書で死後事務を […]

実家を相続しようとしたら、昔の抵当権が付いていた

 相続登記のため、物件の登記事項証明書をとってみたところ、明治や大正、昭和初期に設定された抵当権が抹消されずそのまま残っているということ多くあります。特に田舎の家屋には多いです。 返済されているのかどうかもわからない、抵 […]

葬儀費用を負担するのは誰

葬儀費用の負担者に決まりはない  相続においては、被相続人のプラスの財産だけでなくマイナスの財産(債務)も相続人に引き継がれますが、葬儀費用は、被相続人が亡くなった後に発生する費用なので、被相続人の相続財産には含まれない […]

法定相続と遺贈の違い

 人が亡くなると、相続が発生します。亡くなった人の財産を誰が引き継ぐか、どういう割合で引き継ぐかは民法で定められています。これを「法定相続」といいます。一方、「遺贈」は、遺言によって自分の意思を表示し、財産を無償で他人に […]

「相続させる」と「遺贈する」の違い

 遺言で誰かに財産を遺してあげるとき遺言の文言として、「相続させる」と「遺贈する」という表現がありますどちらも、被相続人の意思としては特定の遺産を特定の人に取得させるものですが、今回は、「相続させる」旨の遺言と遺贈の違い […]