行政書士ブログ ふくい相続塾

福井で奮闘中の行政書士・社会福祉士です。相続、成年後見などでお悩みの方はお気軽にご相談ください。

著者:tomoji7711

家族信託の当事者が死亡した場合

1 信託財産は相続の対象にはならない  信託財産は既に受託者の名義となり独立性を持っているため、委託者が亡くなっても委託者の相続財産には含まれません。信託財産は信託契約に定められた固有の目的、ルールに基づいて管理、運用さ […]

親が養子縁組すると子の氏は

 相談会に出ているといろいろと勉強させられることがあります。先日相談会で改姓についての相談がありました。結婚した娘夫婦と同居しているが、娘夫婦に実家の姓を継がせたいがどうすれば良いかとのご相談。婚姻中の夫婦が妻の旧姓に苗 […]

家族信託のメリットとデメリット

1 家族信託とは  「信託」とは、「自分の大切な財産を、信頼できる人に託し、自分が決めた目的に沿って大切な人や自分のために運用・管理してもらう」制度です。 信託には、受託者が営利を目的とする「商事信託」と非営利の「民事信 […]

連年贈与と定期贈与

1 年間110万円の控除がある暦年課税  贈与税は個人から財産の贈与を受けた場合にかかりますが、その課税方法には、「暦年課税」と「相続時精算課税」の二つがあります。「暦年課税」は1月1日から12月31日までの1年間に贈与 […]

空き家を抑制するための税の特例

 少子高齢化による人口減少や核家族化の進展等に伴い、居住その他の使用がなされていない空き家の数が年々増えています。 住宅・土地統計調査(総務省)によれば、空き家の総数は、この20年で1.8倍(448万戸→820万戸)に増 […]

贈与とみなされる場合

   贈与とは、相手に「無償」で財産をあげることを指します。「通常の贈与」の場合、贈与する側が、贈与の意思を表示し、相手方が受諾することで効力が生じます(民549)。一方、贈与の意思がなくても、「実質的に相手に経済的利益 […]

死因贈与と遺贈

 自分の財産を自分が死んだときに予め自分が決めた人に引き継ぐ方法として、遺言による「遺贈」のほかに、「死因贈与」という方法があります。遺言と死因贈与とは、どのような違いがあるのでしょうか。今回は、死因贈与とよく比較される […]

相続登記で登録免許税が免除になる

 近年、所有者不明土地の増加が、社会問題となっています。所有者不明土地とは、所有者がわからなくなってしまった土地や所有者と連絡が取れなくなってしまった土地のことを指します。 全国の所有者不明土地が占める割合は22%で九州 […]

相続資格が重複する場合の相続分

 養子縁組により、相続資格が重複する場合があります。この場合の相続権の問題は、民法上特別の規定はなく、議論がありますが実務上は下記のような取り扱いになってます。 (1)一方のみの相続分を取得する場合 ①下図のように、兄が […]