小規模化する葬儀


 葬送や供養の仕方も多様化しており、葬儀も小規模化しています。コロナ禍以降はその傾向が顕著になってきました。
 少子高齢化が進み、都市部を中心に家族葬が増えています。亡くなる方の年齢も高齢化し、故人の兄弟や親族も他界していたり、子どもも既に定年退職していていて会葬者も少ないといった関係で小規模化しています。
 お葬式には大きく分けて、一般葬、家族葬、一日葬、直葬・火葬式と4つの種類があります。

一般葬
 一般葬は通夜式・告別式を行い、会葬者や参列者は特に制限をしない葬儀の事を言います。1日目に通夜式、2日目に告別式と火葬を行います。

家族葬
 家族や親族などを中心として少人数で行う葬儀のこと。家族葬の内容や流れなど、基本的に行うべきことは一般的なお葬式の時と大きな差はありません。  都市部では、約50%が家族葬とされています。

一日葬
一般葬が、通夜、葬儀と2日間かけて行うのに対して、通夜を省略して1日で葬送する葬儀です。

直葬
 直葬とは、通夜や告別式などのセレモニーを一切行わず、自宅や病院から遺体を直接火葬場に運び、火葬によって弔う葬式のことです。近年徐々に増えている形態です。法律により、ご遺体は死後24時間以内は火葬をしてはいけないと決められているため、直葬の場合も遺体の安置は必要です。

墓地、埋葬等に関する法律
第3条 埋葬又は火葬は、他の法令に別段の定があるものを除く外、死亡又は死産後24時間を経過した後でなければ、これを行つてはならな
い。但し、妊娠7箇月に満たない死産のときは、この限りでない。

行政書士・社会福祉士竹内倫自のホームページ